【レビュー】P6X58D-Eは本当に鉄板なのか…？

P6X58D-Eが良く売れているようなので少し追加検証してみました。
気になっている方は良い事あるかも？

この間から、久しぶりにまたP55M/BのM3Gを触っていてOffsetでの電圧をあまりやっていなかった事に気付く。
M3GではManual指定よりOffsetでの電圧盛りの方が高負荷時の消費電力が約25～30W減りました。
また、高負荷時のCPU-Z読みの電圧もいっきに下がりました。
と言う事で、P6X58D-Eでもやってみました。

前回からは構成がVGAがHD4670→GTS450に、FANが1800rpm→2200rpmに変更。
ファンは壊れて、VGAは違うPCで使用。


--構成--まな板環境--

CPU：Intel 　Core i7 920　BOX
CPU クーラー：PROLIMA TECH　MegaShadow
MEM：Patriot　 PVT36G1600ELK(8-8-8-24 60 1T)
M/B：ASUS P6X58D-E
VGA：HIS　H467QS512P → EVGA　01G-P3-1452(-KS)
HDD：WD3200AAKS
PSU：ANTEC EA-750
CASE：ASKTECH NK-OC400A/T
OS：Windows7 Ultimate　32bit


Manual(省エネOFF)

Vcore1.25　CPU PLL1.84、QPI/DRAM1.25、DRAMは1.65V

CPU-Z読み1.24V(Prime95、10時間完走）

Offset(省エネOFF)

Vcore0.08750　CPU PLL1.80、QPI/DRAM1.25、DRAMは1.65V
CPU-Z読み1.208V

かなり差が出ました。
ちなみに負荷を掛けると最大で

Manual：1.248V
Offset：1.224V

とこちらもかなりの差が出ました。
最大消費電力でも、前回より約10～15W程減少しました。
一応、Prime95は8時間完走しました。




では、BIOSでの設定で、どれくらい消費電力に変化があるのか？
調べてみました。
電圧はアイドル時のCPU-Z読みを記載しています。


定格省エネON

0.936(ターボブーストON)123W
0.936V(ターボブーストOFF)123W

定格省エネOFF

1.192(ターボブーストON)148W（x21固定)
1.104V(ターボブーストOFF)140W（x20固定）

Manual

1.240V(省エネON)124W
1.240V(省エネOFF)156W

Offset

1.024V(省エネON)121W
1.208V(省エネOFF)158W

何故かManual指定の省エネOFF(1.240V)よりOffsetの省エネOFF(1.208V)の方がアイドル時の消費電力が多いです。
原因は不明。

ちなみにManual指定すると、CPU-ZのVcore数値は変動しませんがワットチェッカーで目視してやると省エネ機能はしっかりと働いている事が解ります。
これはGIGA(Manual)でもそうだし、msiの板でも同じです。

ASUSに限って言えば、高負荷時はOffsetの方が消費電力は少なく電圧も少ない表示なっています。
まぁ、ソフト読みなので電圧はあくまでも目安ですが。
また、ManualとOffsetでダウンクロックの表示がCPU-Zでは全く動かなくなる設定もあります。
他のソフトでは可変しているんですが。
この辺りも、まぁ、ソフトなんであまり気にしない方が良いです。
あと、電圧は下がったけどReal Temp読みで温度が一瞬87℃まで上昇しているのが何とも･･･



今回、試してみて今まで一番良かったXPOWERよりも低い電圧表示でPrime95を8時間完走出来たのでやはりASUSが使いやすくて私は一番好きです。
X58マザーなら、この板は私としてはおスルメです。