【レビュー】EVGA GTS450 1GB SuperClocked 01G-P3-1452(-KS)

EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked　01G-P3-1452(-KS)　のレビューです。
2011年、年末年始VGA企画特集の最後です。

写真がどっかいってしまったので細かいレビューは、以前ageているconeco見てください。

★conecoレビュー
GTS450/OC参戦！ ミドルレンジ対決

本体の簡単な詳細は、以下の通り。

カード自体はGTX460と同じ長さで220mm
補助電源は6pinが1本必要。
2WaySLIまで対応

本製品は、SC(SUPER CLOCKED)モデル
コア882MHz/メモリ3,800MHzにオーバークロック
出力コネクタはデュアルDVI＋mini HDMI。

付属品

DVI-VGA変換アダプター
miniHDMI変換アダプタは未付属
6pinペリフェラル変換コネクター

ファン自体は、リファレンス仕様
以上の様なカードです。


GTS450（上）と蛙GTX460（下）のカード長さ比較。
蛙の短さがお分かり頂けると思います。


ケースに組み込みました。
短いカードですので、ケース内部にはかなり余裕があります。

■テスト環境
【CPU】intel Core i7 980X EE
【CPUクーラー】PROLIMA TECH　Mega Shadow
【CPUクーラーファン】ENERMAX　CLUSTER　ｘ2
【マザーボード】ASUSTeK　Rampage III Formula
【メモリ】Corsair CMG6GX3M3A2000C8
【GPU】EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked　01G-P3-1452(-KS)　
※Driver260.99
【HDD/SSD】Crucial　RealSSD C300 64GB
【HDD/SSD】WD Caviar Blue　WD6400AAKSAAKS
【HDD/SSD】WD Caviar Green　WD20EARS
【ODD】Pioneer　DVR-S17J-BK
【PCケース】CoolerMaster　HAF 922
【電源】MODU87+ EMG800EWT
【サウンド】ONKYO　SE-200PCI
【ファンコン】scythe　KAZE-MASTER
【OS】Windows7 Ultimate　32bit

【備考】
前回HD6870検証と同じく、980Xは200x20のVcore1.25(CPU-Z読みアイドル1.248）DDR3-2000設定です。
上記構成でケースファンはトップに120mmｘ2、ボトムｘ１、リアｘ1にフロント200mmｘ1の計5個搭載。
全て、LEDファンとなっています。
CPUクーラーファンは1200rpm、フロント600rpm、その他800rpmでのファンコン制御での回転になっています。

室温は、16度～19度での計測となっています。


■アイドル時消費電力

さすがに両設定ともに一番消費電力が少なくなっています。
まぁ、そうでないと持っている意味の9割が無くなってしまいます。
それでは、性能テストを開始します。


■3DMARK06
Resolution：1280ｘ1024
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


■3DMARK06
Resolution：1920x1200
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked



■3DMARK VANTAGE
MODE：Performance※PHYSX OFF
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


MODE：Performance※PHYSX ON
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


MODE：Extreme※PHYSX OFF
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


MODE：Extreme※PHYSX ON
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked

性能的には、やはり他のカードに比べると厳しいものがあります。




かなり見劣りする結果となっております。
これはもう、仕方ないですね。
GTX460との性能差が大き過ぎます。
全体的になんですが、最大消費電力はCPU負荷が大きい箇所（CPUテスト）で最大瞬間が出ます。

しかしながら、コア温度は優秀です。クーラーもよく冷えています。
それでは、少し負荷の軽いベンチで見て見ましょう。

■Street Fighter Ⅳ
Resolution：1280x720
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


Resolution：1920x1200
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


■Monster Hunter Frontier 絆
Resolution：1280x720
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


Resolution：1920x1200
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked




軽めだからどうこう、では無く、スコア的にこんなもんでしょう。
動作は、高解像度でも結構動きます。
MHF絆でVGAコア温度が50度台なのは立派でしょう。

それでは、消費電力を見るのに、ラストレムナントをまわします。

■THE LAST REMNANT
Resolution：1280x720
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


Resolution：1920x1200
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked



消費電力の少なさは良い感じです。
ただ、やはりスコアに物足りなさ感は否めません。

では、最新のDirectX11のベンチの結果です。

■Heaven Benchmark v2.1 (1920x1200)
Setting：Default
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


Setting：Heavy Set
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked



■LOST PLANET2 (1920x1200)
Setting：アンチエイリアスNONE
※「影品質」「テクスチャ品質」「演出レベル」「DirectX11 Feature」は、「HIGH」
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked


EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked




得意のDirectX11では少し差が詰まりました。
だた、少し・・・ですが。
なんしかGTX460との差がデカイんですよ。

■3DMARK11
EVGA　GTS450 1GB　SuperClocked





■総評
ゲームPCとしてメインで組む場合には、おススメ出来ません。
あくまでも補助的なPHYSX用等にすると良いでしょう。
ただし、比較的軽いゲームであれば、GTS450で十分だと思います。
無駄に高性能VGAを載せて、電気ダラダラとザルのように流すのであればこちらがベスト。
MHF絆1920ｘ1200では、若干カクツク場面があったもののほぼ満足の出来るヌルヌル加減でした。
また、あまりゲームはしないけど、将来的に少しやってみたいと思う人にも良いかもしれません。
ゲームしないけど、そこそこの性能なVGAを載せておきたいと言う意地っ張り屋さんにも良いでしょう。

ただ、GTX460との価格差があまりないので、おススメはやはりGTX460となります。
予算の都合でも無い限りGTS450を買うのは得策ではありません。